「東京一工」とは?難易度や特徴を解説

公開日:2024/10/07
東京一工

受験を控えている人の中には「東京一工」という言葉を耳にしたことがある人も多いでしょう。東京一工が大学の名称ではなく、国内でも最高難易度の4大学をまとめた呼び方です。今回は東京一工について、具体的な4大学とそれぞれの特徴、入試難易度や入試制度・科目の違いなどを詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

そもそも「東京一工」とは何か

そもそも東京一工とは、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学の4つの大学から一文字ずつ取った名称です

東京一工に含まれる4つの大学は日本の数ある大学の中でももっとも難易度が高い4校であり、東京大学・京都大学はもちろん、一橋大学・東京工業大学についても旧帝国大学と比較してもさらに難易度が高い受験校であると考えてよいでしょう。

東京一工の特徴

東京一工に含まれる東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学の4つの大学について、それぞれの特徴を詳しく解説します。

東京大学

東京大学は日本でもっとも偏差値が高い大学として知られている国立大学です。駒場キャンパス・本郷キャンパスの2つがあり、1・2年生は駒場キャンパスに、3・4年生の多くは本郷キャンパスに通っています

東京大学の特徴として、入試段階では細かな学部分けがない点が挙げられます。通常、大学は法学部・教育学部のように学びたい専門分野ごとに学部を分けていますが、東京大学は文科一類・二類・三類と、理科一類・二類・三類の全6科類の分類のみです。

1・2年生のうちは専門分野に絞ることなくさまざまな分野について広く学び、その上で3年生になる段階で学部・コースを決定します。また、学部・コースの枠はそれぞれの科類で異なります。

たとえば、文科一類には法学部の枠が文科二類には経済学部の枠が多く割り当てられているため、受験時から希望する学部が決まっている場合には受験する科類選びにも注意しましょう

さらに、東京大学には1・2年生のテストや成績から進学振り分けがスタートするため、人気の高い学部やコースを狙っている場合には高い成績をキープし続けなければなりません。

京都大学

京都大学は東京大学のような進学振り分けがなく、入試時に学部を決めて受験することから、自分の学びたい分野に集中して取り組めるのが特徴です

また、京都という穏やかで伝統的な土地柄もあり、ひとりひとりが好きなことをのびのびと学べる雰囲気があります。コスプレで参加する卒業式など、京都大学ならではの文化を楽しめるのも魅力のひとつです。

一橋大学

一橋大学は東京都の国立大学であり、文系学部専門の大学である点が特徴です。もともとは「東京商業大学」という名前であったことからも分かるように、商学部・経済学部が特に有名であり、東京一工レベルの国公立大学で唯一商学部がある大学として知られています。

他大学の経済学部と比較しても、より専門的で深い知識を得ることが可能です。会社の経営について学びたい人、いずれは起業したいと考えている人には特に向いている大学です。また、文系専門の大学でありながら理系の難関大学に劣らない難易度であるため、受験対策では数学の対策も必要となるでしょう。

東京工業大学

東京工業大学は工業系の学部をメインとする理系の名門大学です。特に情報系の分野に強く、入試試験では数学だけで3時間というボリュームです。

問題の難易度も非常に高く、数学に関しては東京大学よりも難しい問題が出題されることも珍しくありません。学生たちは向上心が強い理系好きばかりが集まるため、切磋琢磨しながら学びたい人に向いているでしょう

入試の難易度を解説

東京一工の入試制度の違いや難易度について詳しく解説します。

理系受験

理系受験においては、東京大学・京都大学は共通テストが必須であり、共通テストと二次試験の結果で合否を決定します。対して、東京工業大学では共通テストの点数は足切りの基準として使用するのみであり、点数によって合否に影響することはありません。

さらに、東京大学・京都大学の二次試験は英語・国語・数学・理科2科目の5教科で実施しますが、東京工業大学は英語・数学・理科2科目の4教科のみです。東京工業大学は数学・理科のレベルは非常に高いものの、英語試験に関しては東京大学・京都大学よりも難易度が下がります。

文系受験

文系受験においては、東京大学は二次試験の科目が多く、英語・国語・数学・社会2科目が必要です。対して、京都大学・一橋大学は英語・国語・数学・社会1科目でよいため、勉強する科目数を減らしたい人におすすめです。

まとめ

今回は、東京一工の概要やそれぞれの大学の特徴、入試難易度の違いについて詳しく解説しました。東京一工とは東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学の4校であり、日本の中でも最高難易度の大学として知られています。東京大学は入試段階では学部やコースを絞らないのが特徴であり、3年生からそれぞれのコースで専門的な分野を学ぶのが特徴です。また、京都大学は生徒ひとりひとりが自由に好きなことを学ぶ雰囲気が魅力です。一橋大学は文系専門、東京工業大学は理系専門の大学であり、どちらもより専門性の高い内容を切磋琢磨しながら学べる環境が整っています。入試科目や難易度はそれぞれの大学で異なるため、自身にあった受験先を選択してください。

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予備校名成増塾鉄緑会平岡塾SEGグノーブル河合塾メプロ駿台Z会の教室ヴェリタス栄光会
メリット・あらゆる質問や相談に、授業を担当している講師が直接回答してくれる
・授業外の時間でも24時間、メールやLINEで質問できる
・生徒一人ひとりの答案に講師が必ず目を通し、コメントしながら授業を進めてくれる
家庭学習のアドバイスや個人別報告書の郵送、保護者会の開催など、家庭との連絡も綿密に取ってくれるオリジナルの系統的な文法学習法により、過度の負担を感じることなく効率的に身につけられる・とくに数学と英語の教育に力を入れている
・数学では公式を丸暗記するのではなく、公式の意味を理解しながら学んでいける
・英語では外国人講師から直接習い、少しずつ読める本のレベルを上げられる
講師が一人ひとりをしっかり見て、授業内外でもどんどん個別添削をしてくれる・採点や添削指導を年中いつでも、何度でも受けられる
・講師とチューター、現役東大医学部生がバックアップしてくれる
・教職員とAIで多方面からきめ細やかにサポートしてくれる
・志望大学合格に特化した講座・授業内容を受けられる
・少人数制なので一人ひとり丁寧に指導してもらえる(個別指導の場合は、完全1対1)
・講師スペースでは授業前後に担当講師へ直接質問をすることが可能
・理解度や納得レベルを少しでも上げられるように、質問は何時まででも付き合ってくれる
・過去の教材をすべて公開しており、受講していない科目の学習も必要に応じて可能
全カリキュラム終了後も緻密な学習計画を一人ひとりに指示してくれる
授業形式少人数制(平均4名)、個別授業集団授業集団授業(30~50名程度)個別授業、集団授業(高1、2は20~50名程度、高3は20~80名程度※「高校数学」の場合)集団授業(15~30名程度)集団授業(平均20~30名)集団授業個別授業、集団授業集団授業(平均20~30名)集団授業(20名程度)
入塾テストなしありなしありありなし(「認定(受講資格)」がないと受講できない講座あり)なし(「レベル認定」がないと受講できない講座あり)なし(一部、受講資格がないと受けられない講座あり)あり(数学と英語のみクラス分け試験あり)あり
体験授業ありなしありあり(中1数学Extreme、中1英語多読コースのみ)ありありありありありあり
都内の校舎5校
・成増校
・高田馬場校
・下高井戸校
・西葛西校
・白金台校
1校(代々木)のみ1校(渋谷)のみ1校(新宿)のみ4校
・新宿校
・渋谷校
・お茶の水校
・自由が丘校
3校
・池袋教室
・本郷教室
・表参道教室
7校
・お茶の水校
・市谷校舎
・池袋校
・自由が丘校
・吉祥寺校
・立川校
・町田校
17校
・御茶ノ水教室
・葛西教室
・渋谷教室
・新宿教室
・高田馬場教室
・池袋教室
・大泉学園教室
ほか
2校
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1校(御茶ノ水)のみ
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