大学受験当日に心がけておきたい事①
最後のセンター試験も終わり、いよいよ大学受験2020も佳境となりました。ここからは苦労して培った勉強の成果を本番で如何なく発揮するだけなのですが、、、合格できるどうかは当日のコンディション次第で大きく左右されているのが事実です。
せっかくの勉強が無駄に終わらないように、ここでは学力以外の面でどのように準備していくべきなのかと言う観点から受験生の皆さんに「大学受験当日に心がけたい事」と銘打ってポイントを解説していきたいと思います。
大学入試会場到着を万全に
前回までの特集で念を押した通り、少なくとも前日までに大学入試会場までのルート確認は入念に実施してください。目標到着時間は試験開始の1時間前としてください。
1時間と言うとかえって早過ぎると感じる方もいらっしゃるかと存じますが、不測の事態が発生して気持ちが動揺するよりもずっと良いと考えてください。筆者の個人的な経験になりますが、入試の際に大雪に見舞われたことがあります。
慎重にルートの下見をしていた筆者は無事に大学入試会場に到着する事が出来ましたが、何と時間通りに到着出来たのは志願者全体の3分の1程度だったと記憶しています。入試会場サイドも、悪天候を考慮し試験開始時刻を繰り下げた結果、ほぼ全員が受験できたようですがギリギリになって到着した生徒たちは一様に疲労の色を漂わせていました。
結果はどうだったのでしょう??当たり前の事ですが、大学入試当日は誰でも高い緊張感と闘わなければなりません。試験問題以外のところで、その貴重なエネルギーを浪費する事は負けに直結することだと肝に銘じください。
「腕時計」要確認
大学入試会場への持ち物で「腕時計」が含まれていることがあります。この事実が意味する事は大学入試会場に時計が無いケースがあるという事です。
最近はスマホで時間を確認する習慣が定着している方も多いとは思いますが、勿論大学入試会場でスマホを持ち出すのはご法度ですから、必ず「腕時計」を身に付けてください。
「トイレの少なさと混雑」
加えて念頭に置かなければならないことは、大学入試会場の「トイレの少なさと混雑」です。一般的に試験の合間には充分な休憩時間が設定されていますが、その休憩時間の始まりと終わりには受験生がトイレに殺到して長蛇の列をなすことを想定してください。
背に腹は代えられず結局トイレを諦めて試験会場に戻る生徒たちも少なくないようですから、くれぐれもトイレに行くタイミングには注意しましょう。
試験開始直前の過ごし方
大学入試会場には慣れ親しんだ参考書類を持参するようにしてください。前回の記事でも指摘しましたが、英単語・熟語・社会の一問一答などの暗記系参考書を日常のルーティン通りにめくりながら自分自身の知識定着度合いを実感してください。
繰り返しなりますが,こうする事によって「1年前に出来なった事が出来るようになっている自分」を再確認する事を気持ちの安定に繋げてください。また休憩時間は長いですから、荷物になりますが多目なくらいの参考書を持参する事をお奨めします。
たくさん持っている事で「いつでも確認できる」という安心感に繋がり精神衛生状態が向上します。試験直前の勉強は悪あがきに過ぎないという方もいますが、休憩時間中に疑心暗鬼に陥って実力を出し切れなったケースも多々ありますので、お守り代わりに多目の参考書の持参をお奨めします。
そして、試験開始直前15分は何度も解いて慣れ親しんだ過去問を見直してください。何度も演習で繰り消してきた通り、問題数や時間配分を丁寧に再確認しながら、ギリギリまで本番のイメージトレーニングを繰り返し、これまで狙ってきた戦略通りに事を進めていくよう頭の中を整理するよう心がけましょう!!