予備校に通う目的とは?
大学受験を目指す人の中には予備校を利用する人もいれば自己学習だけの人もいます。
通おうとするとそれなりにお金もかかるので行く判断が付けられない人もいるかもしれません。
行く目的がわかれば通いやすくなるでしょう。
志望校に合格するための学力をつける
大学受験をするときには受験対策が必要です。
各大学では受験用の問題を作成しますが、基本的には高校の学習要綱に沿った内容になります。
では高校を卒業している人なら大学受験の問題をすべて解くことができるかですが、一部の学校を卒業した人以外はそれだけでは難しいかもしれません。
それぞれの高校で教える範囲が異なり、進学校などではある程度高校の範囲を終わらせてくれます。
つまりは大学受験で出る範囲の勉強が終えられます。
しかしそれ以外の高校では必要は範囲を終えられていない可能性があり、必要な部分を別途勉強しなくてはいけません。
予備校に通う目的の一つとして志望校に合格するための学力をつけることが挙げられます。
高校での勉強で足りないのであれば、それを補うための知識などを身につける必要があります。
知識があるから試験の問題を解けるわけではなく、各大学で出題される問題を解ける必要があります。
それぞれの大学によって出題傾向などがありますが、その傾向に沿った授業が用意されています。
特定の大学を志望するなら、その大学を目指せるコースで学ぶと良いでしょう。
高校時代に近い生活で勉強ができる
高校が全日制の場合、平日の昼間に登校をして勉強をしたり運動をしたりしていたでしょう。
それ以外の時間を利用して自己学習をしたり課外活動などを行っていたかもしれません。
高校卒業後に志望する大学にすぐに行ければそのまま通えばよいですが、残念ながら志望校に合格できずに一年後に再挑戦するときがあります。
ではその一年をどうやって過ごすかになります。
一つは自宅などで一人で勉強をする方法になりますが、これまで通って勉強していた人はなかなか自宅で勉強しづらいときがあります。
自宅にはテレビもあれば漫画などの本もあります。
自分のペースで生活できてしまうため、計画的に勉強ができるかどうかわかりません。
そこで予備校の利用を考えてみましょう。
通う目的としては高校時代に近い生活をしながら勉強ができる点があります。
入学すると授業に出ないといけないので毎朝通学をします。
学校で授業を受け夕方に帰ってきて自宅学習などが行えます。
ずっと家にいるとダラダラしてしまう可能性がありますが、規則正しい生活を送ることで計画的に勉強を進めることができるでしょう。
最新の受験情報を得ながら受験対策ができる
大学受験ではいくつかの試験を受ける必要があります。
国公立などでは一次試験として共通試験が用意されています。
さらに二次試験として各大学が実施する試験があります。
私立は国公立大学で利用される共通試験の結果を使うこともできれば各大学独自の試験を受けたりもできます。
つまりは共通試験と各大学の独自の試験の対策が必要になります。
大学受験では高校までに習った範囲が出るのでそれを復習していれば合格できそうですが、実際は各大学が個性的な問題や出題をするために対応が難しくなります。
確実に合格したいなら各大学の出題傾向を分析して、それに対応した勉強をした方がいいでしょう。
予備校に通う目的として最新の受験情報が得られる点が挙げられます。
各学校に所属する講師は前年までの出題傾向などを元に本試験での予測などをしてくれます。
講師の中には的中率の高い講師もいるので、その講師の授業を受ければ自分で分析する必要がなくなります。
その他模試などが用意されているので自分の学力がわかります。
学力に応じた志望校の選定などをサポートしてもらうことも可能です。
高校の授業だけでは受験対策できないケースがあり予備校なら高校で教わらない部分を教えてもらうことができます。
日々の勉強のリズムを作るにも役立ちますし、各学校の傾向や偏差値などの最新情報が得られるメリットもあります。