東京の受験戦争を勝ち抜く!予備校に通うならいつから?
予備校というと昔は大学を落ちて浪人を決めた生徒が通うところというイメージが強く、現役生にとっては敷居が高く、気軽にくぐれる門ではありませんでした。しかし、最近は現役生も積極的に通うようになってきており、予備校が蓄積している実績やノウハウは非常に素晴らしいものがあります。
いつから予備校通いをするべきか
やっと高校合格し、受験勉強から解放された高校1年生は、勉強からちょっと距離を一息置く傾向があります。高1から予備校通いをしている学生はそれほど多くなく、現役生が現れ始めるのは高2の夏期講習の頃からです。
逆に浪人生たちは、この夏期講習や冬期講習といったキャンペーン期間には姿を現さなくなります。現役生と一緒にやるのに何らかの抵抗があるようです。実際、浪人生たちの知識の蓄積力は半端ないものがあり、現役生向けに若干レベルを落として行われる特別期間の講習は遠慮したいというのが本音でしょう。
一方の現役生にとっては、ここからが本格的な受験勉強のスタートです。あまりのスケールの大きさに圧倒される生徒もいれば、ワクワク感でいっぱいになる生徒もいます。
現役高校生と予備校との付き合い方
現役高校生にとって予備校は、情報の宝庫でもあり、まさに「戦争」を意識させてくれる場所です。学校のぬるま湯につかっていては、厳しい東京の受験戦争を勝ち抜くことは困難です。
予備校をいつから活用するかは個人差がありますが、どのように活用するかも重要です。だいたいは高2の夏休み頃からちょっと自分を厳しい環境に置いてみるかという気持ちになり、夏期講習などに参加する生徒が多い傾向があります。
一方で、早くから予備校のメリットに気づき、公開模試などを積極的に利用している現役生もいます。公開模試ならば、月に数回、高1からでも受けることができるため、有名私立の現役生などは早くから活用しています。現役生は学校があるため、時間が限られます。
放課後に通う塾も高1や高2くらいまでは普通の学習塾だったという生徒も多いようです。ただし、東京の難関大学を目指す浪人生を多く抱えるマンモス予備校の設備やカリキュラムは桁違いです。早い段階から時間の使い方を考えて利用するのがおすすめです。
自分に合った予備校を選ぶこと
予備校にもいろいろな種類があり、テキストや教え方などそれぞれに特徴があるようです。一流大学への合格者数などのデータを基に人気ランキングなるものを出していますが、それに左右されることはありません。
自分に合ったカリキュラムになっているところを選んで、気分良く受験勉強を進めていくことが重要です。人気ランキング1位のところに通っていても、不合格になる浪人生は山ほどいます。
最近の予備校は太っ腹で、自校で開発した参考書や問題集を一般販売しています。国語ならココ、英語ならココといった具合に、優秀なテキストもひとつの予備校に偏っているわけではありません。早い時期からいろいろなところの授業を体験してみて、その特徴を掴んでおくことは有益です。
そして、本番が近づく高2の夏ごろに本命を決めれば良いのです。人によっては、高3の秋ごろから予備校に通い始めて、東京の難関大学に合格する強者もいますが、早くから準備をすることをおすすめします。
予備校にはいつから通うのが良いかということですが、先ほども申し上げたとおり高3の秋から通い始めてスパークする現役生もいるので、一概に「いつからがベスト」とは言い切れない面もあります。しかし、一般的には高2の夏ごろから通い始めるのが多いようです。公開模試などは高1からチャレンジしても良いでしょう。前述のような超人でもない限り、なるべく早くから準備をする方が良いことは間違いありません。