大学受験の勉強を習慣化させるためのポイント
大学受験には授業はもちろん大切ですが、授業時間より自習時間の方が圧倒的に多いのも事実です。けど一人になるとついさぼってしまう…、といったモチベーションの上げ方に悩んでいる方も多いと思います。そこで、モチベーションを上げる方法と自習を習慣化させて効果的な勉強をすすめるための3つのポイントをご紹介します。
みんなに「いいね!」をもらってモチベアップ
子どものころこんな経験はありませんでしたか?夏休みの朝、近所のラジオ体操へ嫌々ながらもスタンプ帳の空欄を埋めたくて朝早く起きてラジオ体操に行って、スタンプを押してもらうと何だか明日もまた頑張って行くぞとやる気がでたものです。このように、努力を可視化することで達成感を得ると同時にモチベーションを上げることができます。
さらに可能であれば、この数値化・定量化された努力をSNSなどのツールを通して友人や不特定多数の人に公開してみましょう。特に「いいね!」などの簡単なフィードバックを得られるものがおすすめです。
自分のことを誰かに褒めてほしいという承認欲求は人間の根本的な欲求の一つです。大学受験のための日々の努力を毎回自分で認めることは難しいですが、他の人に褒めてもらうことでモチベーションを上げて習慣化につなげましょう。
他人と約束をして達成できたら自分にご褒美
大抵の場合、人は他人からよく思われたいという心理があります。自分との約束を守るより他人との約束を守るという人も多いのではないでしょうか。そこで、勉強を始める時に家族でも友人でもいいので誰かに宣言してみましょう。
取り組みたい参考書のページ数や復習したい教科の具体的な単元を宣言して他人と約束をします。それが自分への強制力となり、怠け心を排除して行動を後押しすることとなります。さらにモチベーションを上げるために有効なのが自分へのご褒美を用意することです。
他人との約束を一つ守ったら「動画を1本見ていい」「おやつを食べていい」など自分の気持ちが明るくなるようなことを用意しましょう。勉強の途中で自分にご褒美を与えることでリフレッシュすることもできます。
小さなご褒美だけじゃなく、1週間や1か月単位で他人に宣言をして達成したら大きなご褒美を与えるなどタイミングを工夫してモチベーションをキープしましょう。
やるべきことを細分化・リスト化しよう
手をつける前に、あれもこれもしなければ…と考えすぎた挙句何からどう始めていいのかわからず結局何もすることができなかった、という経験は誰しもあるはずです。例えば、ただ漠然と「英語やらなきゃ」と思っていても目の前にあるタスクが大きすぎて始めるまでのハードルが高くなってしまいます。
そこで、タスクを小さくしてすべきことを具体的に落とし込みましょう。英語の文法の勉強に取り組みたいのであれば、まず「助動詞」「不定詞」「動名詞」などに細分化させます。さらにその中でも自分の伸ばしたい部分をリスト化させます。
例えば不定詞の中でも特に名詞的用法がわからないのならば「不定詞の名詞的用法についての問題を解いて解説を読む」という細かくて具体的なタスクに優先順位をつけてリスト化しましょう。そうすることで、何をしたらいいかわからないという状態から脱却でき、取り組む前のストレスがなくなって勉強の習慣化につながります。
大学受験で結果を残すには自習時間が大切です。自習を習慣化させるにはモチベーションを上げて維持させることが重要です。まず、承認欲求を満たしてモチベーションを上げるために自分の努力を可視化させ、他人に褒めてもらいましょう。
次に、すべきことを他人に宣言退路を断って取り組みます。それが達成できたらいろいろなタイミングで自分に大きいご褒美や小さいご褒美を与えます。
最後に、何をすればいいかはっきりさせるため、勉強内容を細分化・リスト化して優先順位をつけましょう。これで取り組む前のハードルがぐっと下がります。勉強は歯磨きのように習慣化させてしまえばかなり捗るものです。いろいろ試してみて最適な勉強方法を見つけましょう。