予備校に通うのと自習の勉強効率の違いは?
予備校に通うのがいいのか、自宅で自習をするのがいいのか悩むかもしれません。
金銭的な面だけだと自宅で学習すればいいのでしょうが、最終的に合格できないと意味がありません。
勉強効率の違いを知ると、どちらを選択すべきかがわかるでしょう。
わからないところをすぐに解決できるか
受験勉強をするのに使うものとして問題集があるでしょう。
参考書と問題集さえあればなんとか勉強をしていけるので、自宅で勉強をする人でもなんとか受験を目指せるかもしれません。
では予備校に通うのと自習の勉強効率の違いとして何があるかですが、わからないところをすぐに解決できるかどうかがあります。
問題集を解いていてわからない問題が出てきたとき、どこで勉強しているにしてもまずは自分で考えます。
とことん考えて問題の解説を見ます。
それでもわからないときは参考書などを見ます。
参考書でもわからないとき、予備校なら担当教科の講師に質問ができます。
それまでわからなかったのがウソのようにどんどんわかってくるでしょう。
同じような問題が出ても解けるようになります。
自習だと参考書の次がありません。
インターネットで調べても参考書と同じレベルでしょうからそのまま置いておくしかありません。
同じような問題が出題されると解けないかもしれず、ただ時間だけが過ぎただけになります。
わからなかったら講師に聞きに行ける安心感があることで、余裕を持って勉強できます。
実質的に勉強できる時間に差が出る
予備校に通うのと自習の勉強効率の違いとしてよく言われるのは通う時間の問題でしょう。
通うときにはどうしても通学の時間が必要です。
高校のように近くにないことが多く、片道で1時間ぐらいかかるときもあります。
つまりは2時間勉強できない時間が確実に発生します。
では自習ならどうかですが通う必要がありません。
自宅なら通う時間は0ですし、近くの図書館に行くにしても往復で30分ぐらいかもしれません。
となると自習の方がたくさん勉強できそうです。
では自習の際に自宅で勉強する人がずっと自宅に居続けるかですが、あまり体を動かさないのも問題でしょう。
体力がなくなったりする可能性があります。
いくら自宅にいると言ってもそれなりに体を動かさなくてはいけません。
予備校だと授業中は集中力を高めて勉強できますし自習室でも周りに人がいるので集中できるでしょう。
勉強している時間すべてで頭を使えます。
自習だと集中力を維持して机の前に座り続けるのは結構辛いです。
実質的な勉強量からすると、通学時間を差し引いたとしても予備校に通う方がより多く勉強できているかもしれません。
緊迫感がある状態かない状態かがある
勉強を楽しんでできれば問題ありませんが、好きな教科もあればあまり好きでない教科もあるでしょう。
好きな教科は楽しめても好きでない教科は楽しめず、それぞれで集中力が変わる可能性があります。
自宅で自習をすると自分しかいませんから勉強の好き嫌いで効率に違いが出そうです。
好きな教科はわかる部分が多くて楽しいのでどんどん進められます成績も上がるかもしれません。
好きでない教科はわからない部分が多くて苦痛に感じます。
すると勉強効率も落ちます。
そしてその状態が受験直前ぐらいまで同じように続きます。
では予備校に通うとどんな違いが出るかです。
好きな教科とそうでない教科の存在は同じです。
そして勉強に対する意欲もあまり変わりません。
好きでない教科は自習同様中々成績が上がらないときもあります。
ただ時期によって周りの受験生の緊迫感が違います。
すると好きでない教科の勉強の時もやらなければいけない気持ちが高まりやすくなります。
一人で勉強しないといけない自習に比べると周りの圧力が異なるので、最終的な結果にも影響する可能性があるでしょう。
予備校だとわからないところを講師に聞けますが自習だと聞けないのでわからないままになりやすいです。
通う時間の分、自習の方が勉強時間が多くなりそうですが、実質的に勉強している時間を比較すると意外に自習の方が少なくなるかもしれません。