自習室で勉強したい!予備校の自習室だけを使うことはできる?
集中してもくもくと勉強したいと思うことがあるかもしれません。そんなとき、予備校の静かな自習室で自分のペースで勉強できたら捗りそうと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、予備校の自習室のみを利用することは可能なのでしょうか?今回は、予備校の自習室について解説します。自学時間を捗らせたい方は、参考にしてください。
予備校で自習室だけ使うことはできない
自習室を使いたいというニーズは、もう少し掘り下げると、本当に勉強したい人が集まっている場で黙々と勉強に集中したいというものがあると思います。同じ目標を持った者同士が集まって切磋琢磨している場は、それだけでも何かオーラに包まれている感じがして、そういうものを感じながら勉強すると、とても集中できて捗るということはあります。自習室は学校にもあることでしょう。
しかし、放課後の学校は勉強したくて残っている人と、残念ながらそうでない人も入り交じっています。自習室とはいえ、廊下で楽しそうに騒いでいる声が響いていれば、それだけ集中力も下がってしまうことでしょう。そういう意味では、予備校のように勉強したい人が集まっている場の自習室を使うことは、とてもよい選択のようにも見えます。
一方で、予備校で自習室だけ使うということは可能なのでしょうか。結論からいうと、難しいと言わざるを得ません。たいていの予備校は、自校の生徒の授業の合間の学習環境として自習室を解放しています。自習室だけ使うという使い方は想定していません。何らかの授業を一つでも受講して自習室の利用権を得る他は現実的ではありません。
予備校に通わずに自習室だけを借りることはできる
そうはいっても、授業は必要なくて、自分で勉強を進められるので、純粋に自習する環境だけが欲しいという人はどうしたらよいでしょうか。そんな人にも自習室だけを手に入れる方法があります。世の中には、自習室としての場所をレンタルできるサービスがあります。
ネットで「自習室レンタル」などで検索すると、会員制で自習室に使えるスペースを借りられるサービスが出てきます。あるいは、最近ではコワーキングスペースを利用する人もいるようです。ビジネスユースがメインなので、基本的には静かに利用できます。
大事なのは「何をどれくらいやるか」
最終的に勉強に大事なことは、どんな教材を使っているか、どんな授業を受けたか、ということよりも、合格に必要な何をどれだけ自分で取り組めたかということになります。授業を受ければ自然に理解できるものではなく、たいていは自分でそれをきちんと使いこなせるところまで理解を深めていくようなプロセスが必要です。たとえ自習室に通い詰めたとしても、合格に向けて必要な正しい勉強を実践できていなければ成果にはつながりません。
今の実力を客観的に把握し、苦手な分野を特定して得点アップのための正しい努力を重ねていく、といったことの積み重ねが必要です。環境や教材も大事なのですが、やはり最終的には自分に必要なこと、正しい努力ができていること、といったことが把握できていて着実に実践できていることが求められます。
今回は自習室を使って自分のペースで学びたい人向けに、自習室だけを確保する方法についてまとめました。自分のペースで自分に必要なことを学ぶことができる人にとっては、とにかく集中して勉強に没頭できる環境があればよい、ということもあるでしょう。予備校の講義を少し受講して自習室を使うより、自習室代わりになるレンタルスペースで勉強する方法を検討することも有力だと思います。ぜひ最良の学習環境を手に入れてください。